『蜂蜜一覧』明治5(1872)年版。丹波修治:編撰、溝口月耕:図画
最後の部分に
「蜂蜜は安藝、周防、長門、日向、薩摩、筑前、石見、
出雲、伊勢、紀伊、信濃、佐渡、等其他多く西南
諸州より産出す其蜂を畜かひ養そたてるするの法に
至りては大低相同じく只踈あらき密くはしきあるのみ
今出雲国吉村耨一郎紀伊国菊地喜太郎
の記する所を諸書に論説ときあらはすするものとを
参考みあはせにして其概畧あらましを誌しるす
丹波修治 編撰
明治五年冬
溝口月耕 図画」
とありまして佐渡も産出地だったようです。佐渡古来のニホンミツバチ(オケサミツバチ)が生き残っていることを信じて虫観察を続けています。