ここの所の猛暑続き、少し見回りを怠ったら、結果は悲惨なことに成っていた。
ここ1カ月ほど元気がなく、働きバチが老齢化した黒っぽい蜂さんが日を追うごとに目立っていた群に異変が・・・。
7月26日蜂の増加はないものの、特段変わった様子はなし。
8月2日異常発見。
巣箱の前に大量の死骸、巣門から出入りする蜂さんたちは、若い明るい色をした蜂さん達に変わっていた。いそいで、巣門を開けてみると、巣落ちしている。元気がないながらも盗蜜群と闘った群れは、近くの待ち箱の縁に張り付いていた。
落下した巣板は黒ずみ巣虫が団子状態、こんなにも巣虫がいるとは思ってもみなかったが、現実は厳しいものだ。
落ち着いて経過をおさらいした結果、
・何らかの要因で群れが弱ってしまった。(弱体化の原因は不明)
・群が弱ったすきを突き、巣虫が蔓延した。(底板には少し巣を作っていただけだったが、上 部に繁殖していたようだ)
・巣虫に食い荒らされた巣板が落下した。(側面はしっかりと接着されており暑さによる落下ではない)
・落下し蜜のにおいが漏れ盗蜜群を呼び寄せてしまった。
・勢いのある若い働きバチに大半が駆逐され、残りが逃亡した。
おおむねこんな経過であろうと推定したが、生き物たちの世界では、ごく自然な流れの様にも思える。
とは言えただ傍観するだけでは寂しいので、何かしなければと思うが、さて対策をとなると全く思いつかない。最も有効な対策は、強群に育てることにあるが、群れの特質が大きく作用し、人間様が立ち入る余地はあまりなさそうであり、6日間のドラマは終演した。
分かった様なわからないような纏めをし、巣箱を整理しなんとなく事件は終了した。