キンリョウヘンの管理方法がわかりません！どの様にすれば良いのでしょうか？

日陰で無いと葉焼けします

地面より高めの台に置き風通しが良く葉が揺れてる必要があります

乾燥したら水をたっぷりあげます

肥料もたっぷりあげて下さいね

8月は肥料を控えその後は与えて下さい

霜の降る時期は軒下で　年内は外で　1月より玄関で　2月より室内に入れて開花調整します

蜜蜂の分蜂より1ヶ月遅れの開花になりますので　室内で開花調整します

キンリョウヘン（金稜辺、学名：Cymbidium floribundum）は、　ラン科シュンラン属の1種で原産は中国、文明年間(1469〜1486年)に渡来したとされ、明治時代にブームとなり個体選別が行なわれ様々な改良品種が増殖されて現在に至る。

【特徴】

シンピジュウムの一種で寒さに強く、乾燥や直射日光にも強く栽培しやすい品種で露地では春から初夏にかけて開花する。赤色(赤褐色)や白色(黄緑)の小輪の花を密に多数つける。

【栽培】

蘭の中では比較的丈夫な品種でバークや水苔などの水はけの良い蘭用の土（軽石や焼赤玉土を混ぜたもの）や微塵を除いた赤玉土を硬めに押さえて植える。着生植物なので肥料過多は、枯らす原因となります。成長期の肥料には極薄い液体肥料を与えるか、少量の置き肥をする。(但し、冬季は施肥をしないこと)夏場は鉢底を浮かせて風通しを良くして寒冷紗(遮光率50％)の下で管理し、週に一度たっぷりと水やりを行う。冬場は強い北風を避けて霜や雪に遭わせないように屋外で越冬させる。ある程度の低温下(休眠打破)に置かないと開花しない場合が有る。株(パルプ)が鉢いっぱいに張ってきたら花が終わってから植え替え又は株分けを行なう。根を傷めてダメージを与えると開花しない事がある。

【日本ミツバチとの関わり】

金綾辺の花には日本ミツバチをはじめとして東洋ミツバチの分蜂群や交尾飛行に出た雄蜂の群れを誘引する集合フェロモンの匂いと同じ作用を持っている。日本ミツバチの分蜂群を捕獲する際にも利用されているが、西洋ミツバチにはこの現象は見られない。

同じく日本ミツバチの分蜂群を誘引するミスマフェットは「金綾辺」とシンピジュウムの原種の「デボニアム」との交配種で何れも日本ミツバチを誘引するとされるランを両親に持ち、蜜蜂愛好家の中ではその誘引力は最強であるとされる。外見はデボニアナムに似ているが生長や開花などの様子は金稜辺に似ていてデボニアナムよりも育てやすく花も咲かせ易い。また、金稜辺は寒さに強く丈夫で小株でも花を咲かせますが、ミスマフェットも其れに準じます。

玄関先のコンクリートの上では最悪です。香川なら自然状態で育てられますが、キンリョウヘンは木の枝に生えているコケの中に根を張って生息しているランなので、必ず風の通る高い所に置くのがいいのです。それと川のそばや池の周りなど空中湿度のある場所に育つのです。太宰府天満宮には自然に生えている株が多数あってネット検索すれば見られますので参考にしてください。

写真を拝見すると用土が小粒過ぎるような気がするのと新芽が細いのではと思います。前年の新芽から出来たバルブより今年のが大きくなっていなければ花芽が付きません、肥料が少ないのではないでしょうか、あるいは逆に多過ぎると根が枯れてしまうので、こうなると細い芽しか出なくなり、回復には２～３年かかります。