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ニホンミツバチ
巣箱の加温装置を作ってみましたが…。保温の適切な温度は何度ですか?

みかんちゃん@清水 活動場所:静岡県
以前から興味のあった養蜂に挑戦したく、巣枠式、重箱式、角洞式の3箱設置で日本ミツバチの捕獲に2021年初挑戦。石田式巣枠3/26と角洞5/1に自然入…もっと読む
投稿日:2022 11/8 , 閲覧 737

台風後の10月1日に避難してきたと思われる群の入居がありました。

10月20日ごろと比較し、急激な冷え込みなのか寿命なのか蜂数が半分に減ってしまったように思えます(給餌のスパンが2〜3日遅れたのもよくなかったかも)。

10月21日

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/133/13303917029503544872.jpeg"]

11月8日

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/136/13632178256853220902.jpeg"]

そこで、鳥の孵化装置の温風ヒーターが巣箱にいい具合にハマったので利用して加温装置を作ってみました。


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/132/13222324511229467074.jpeg"]

巣箱1段(15センチ)の巣落ち防止棒を境に、上部にヒーター設置、下部(温風の下)は麻布をかけた給餌スペースとして利用し、スノコを挟んで2段目(15センチ)を営巣部として、その下には巣門枠(7センチ)を検討中です。


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/182/18292055356484747431.jpeg"]

温風による乾燥を避けるために、網を張った水入れを給餌スペースか底板上に置く予定です。


隙間を麻布で塞ぎ、ヒーターの上には天井板と蓋を被せます。(写真は天井板を載せた状態。さらに上蓋が乗ります)


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/129/12901844594074617988.jpeg"]

質問1: 保温に適切な温度の範囲を教えて下さい。ヒーターには温度が表示されますが、発泡スチロールの孵化装置と違って、表示温度より若干低くなると予想されますが、低温で死なない温度、育児に必要な最低温度、蜂にとっては暑い温度、などご意見下さい。


質問2: ヒーターを稼働した際に、懸念される問題点があればご指摘ください。できればその改善点も。例えば、ヒーターの電源アダプター部分は結露を避けた方がいいとか?


実際、このヒーターが使えるかも微妙ですが、どうぞ宜しくお願いします。

回答 5

はっちゃんさっちゃん 活動場所:千葉県
初めまして。名前の最後に「さん」はいりません。打つのが大変だから「はっちゃんさっちゃん」でお願いします。6年目の初心者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
投稿日:2022 11/9

みかんちゃん@清水さん、こんばんは。

重箱で加温するなら目標の設定温度は「氷点下にならない程度」がせいぜいなところだと思います。それで十分だと思います。私がピザ窯で実施した時はヒーターの設定温度の微調整が難しかったため、サーモスタットの設定温度を上限23度、下限18度としました。それでも、スイッチが入るとヒーターは全開で稼働を始めますから、いきなり温度は上がります。上がるとすぐ切れてを繰り返す。ジェットコースターです。もうすぐ春が来るかもしれないねなどという偉大な温度管理は極めて難しいです。そんな中でなんとか越冬できたのは、巣箱容積がデカかった事が理由だと思います。空間が広い分、温度の上昇と下降が幾分穏やかになりました。この群は2018年に体験し、翌年の4月に逃去しました。前年の4月に入居して丸1年、たった3枚の同じ巢板を維持しながら冬を越すことが出来ました。片時も離れずに葉隠さんがアドバイスして支えてくれました。

https://38qa.net/blog/42844


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/002/247442566316196255.jpeg"]

サーモの本体の周りにぐるりとコイル状のものが見えますが、これが温感部で、メーカーによりますと本体も同時にその空間に入れておく事が重要だそうです。下でヒーターから熱が出始めると、すぐにサーモが感知してヒーターのスイッチを切ってくれます。サーモの設定温度調整のダイヤルはあまり当てにならず、空間の温度の把握は温度センサーで見ていました。

加温以上に大事だと思ったのは給餌です。ハチミツがあることで蜂は自分で自分を温めることができるからです。群が小さいから貯蜜も少ない、でも給餌しすぎると少ない巣房がハチミツで満タンになり、春の産卵の邪魔になるかもしれないと考えました。結果的には蜂はちゃんと自分達で考え、巣房の数と貯蜜、花粉の搬入をバランスよく管理してくれているようでした。小さな群での給餌のコツは、蜂球に接するくらい餌を近づけることです。(近づけ過ぎると蜜蝋で接着されてしまいます)こうすることによって蜂が餌を取りに行く手間が省けます。常に餌が近くにあるから、餌をいちいち巣房に入れないで、必要な時にはそのままそこで食べていたかもしれません。ミツバチは冬も水場に給水に向かうことはよく知られていますが(私の記憶が正しければ)体温を上げるために蜂蜜を摂取する時に、汲んできた水で少し蜂蜜を柔らかくしているそうです。つまり蜂蜜の糖度を上げるのは、貯蔵するために糖度79で発酵しないからであって、食べる時はもう少し薄めるらしいのです。理想的な希釈率は調べても出てこなかったので良さげな塩梅を自分で決めました。糖度78のハチミツ5に対しお湯1もしくはお湯2くらいが良さそうです。小皿に入れてガーゼを被せ、染み込ませてヒタヒタにします。この他に24時間水に浸したビーポーレンに前述の蜂蜜を添加し乳鉢で擦ってよく混ぜます。蜂蜜に比べあまり食べません。すぐカビがはえるので作り置きはできるだけ避けます。餌が高い場所にあるため、餌の温度も高いので、ビーポーレンペーストはすぐに乾燥してカチカチになってしまいますので、3日くらいで新しく作ってあげます。餌はペットボトルのキャップでも多いくらい。キャップ満タンにヘラですり切りしておくと、かじった跡を見て食べたかどうかを判断します。餌を底板に置いて給餌した途端に体が冷えて巣箱の壁を登れなくなると言うような事故も起きませんので、餌を同じ高さに設定するのはとても有効です。この給餌の仕方は農研機構の前田先生から教えてもらったやり方です。


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/125/12589017732995725628.jpeg"]

この給仕の仕方は真横からでないと出来ないので、巣がある重箱の側面をビスを外して、蝶番を入れて扉にします。蝶番はステンレス製のピアノ蝶番。ホームセンターで売ってます。巣落ち棒を切断するか外すことをしないと側面は外れませんね。

隙間から冷気が入らないようにガムテで目張りします。↓この写真は巣落ち棒に巣脾を絡ませず氷柱状巣脾となってしまったものが暑さで落下したものをスノコ上のメントール箱に入れて給餌に回しているところ。そのさらに上にもう一枚スノコを介してメントール箱。側面が開くと冷蔵庫みたいで便利です。

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/000/87618244198447275.jpeg"]

ここまで書いてきて、重箱とあまりにも条件が違うため参考にはならないだろうと思い始めました。では重箱でどうすれば良いのか、Birdmanさんに昨年アドバイスさせてもらったやり方もかなり大掛かりで、理屈と実際は別で、やってみる難しさは相当あったと思います。

写真を拝見し、せっかくここまで作ったのだから、これを利用して、、の考え方なのですが、ヒーターを巣箱内部の空間に置かずに、天板の上に設置してみたらどうでしょうか?メントール空間は現在どれくらいの高さがありますか?これを(スノコの上の空間)1センチくらいにして、その上にヒーターで温められた空間を作るのです。そうすると天板が常にじんわりと温かくなります。設定温度も高め(30度くらいかな)から試して、デジタル温度計の温感センサーをスノコの上もしくは巢板のすぐ横に設定します。外気温によって変化しますが、空間の気温が20度前後でキープできるようにやってみたらどうでしょうか?温度が全く上がらなかったら、ヒーター空間とスノコ上1センチ空間の境界のベニア板の一部に穴を開けて金網を入れ、巣箱内空間とヒーター空間に空気が行き来できるようにします。

この際アカリンダニは頭から外しましょう。メントールが温められて激しく蒸散し、蜂が苦しみます。

はっちゃんさっちゃん 活動場所:千葉県
投稿日:2022 11/9

もう一つ重要なことを思い出しました。

温度が上がるとスムシが暴れ始めます。ピザ窯で灯火隊を寒さから守れたのは良かったのですが、なけなしの巢板2枚のうち1枚が食害され、噛み落としによって頑張っていましたがこれ以上は本人たちで解決できないと判断し、蜂を吸引捕獲しておいて巣脾を切除、温かい部屋でスムシをピンセットで除去後、ベニア板の上に蜜蝋で接着再建、再びピザ窯にベニアを天井にビス止めし、蜂を戻しました。

孵化を待つ蓋がけ巣房が見えます↓

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/102/10290296925458582892.jpeg"]

スムシは25度前後の高温の環境では孵化に1週間程度、低温では1ヶ月以上かかると言われています。絹糸のような幼齢虫も低温下ではじっと我慢し、温度が上がると活動を再開します。人口加温したことで貴重な巣脾を食害させてしまうと言う大失態を犯しました。蜂数がいればスムシに大きな圧力をかける事ができますが、弱小群はほんの少しバランスが崩れると一気に勢いを失います。「蜂球の中心温度は36度」を基準に考えるとスムシに加勢する結果となります。

従って、ギリギリ生かさず殺さずくらいの匙加減を見つけて、はっちゃんたちの頑張りを信じてあげたいところですね。

みかんちゃん@清水 活動場所:静岡県
投稿日:2022 11/11

はっちゃんさっちゃんさん

とても丁寧に加温についての記録をありがとうございます。うちの蜂達は灯火隊の半分にも満たないかもしれません…。寒さで死んでいるというより、日中の暑さで外勤し、台風被害で減ってしまった草花の蜜を見つけることができずに戻って来れていないのでは?と思えてきました…。

加温で蜂数を増やすことができたとしてもスムシという弊害もありますよね…。9月28日ぐらいに未使用の巣箱入居と言っても、スムシがいないとは言い切れませんし。

今のところ10℃を切る寒さではないので、ズタボロの麻布を巻き付けてみました。10℃を下る寒さになったら、加温を試してみるかもしれませんが、それまで蜂が残っているか…。

みかんちゃん@清水 活動場所:静岡県
投稿日:2022 11/15

はっちゃんさっちゃんさん

丁寧な教えをありがとうございました。やはり女王蜂が亡くなりました。残された数匹の蜂は近くの群に加えました。加温器は稼働することなく消滅となりましたが、良い経験となりました。

はっちゃんさっちゃん 活動場所:千葉県
投稿日:2022 11/16

みかんちゃん@清水さん、わざわざご報告ありがとうございました。みかんちゃん@清水さんの行動力と思慮深さに敬服いたします。

葉隠 活動場所:佐賀県
ニホンミツバチの繁栄を願っています。蜂の駆除依頼を受けた場合、全て保護捕獲しています。床下での捕獲は重労働ですが、軽い返事で引き受けています。 床下…もっと読む
投稿日:2022 11/8

11月初めに30匹程の営巣群を収容し一面巣門を小さくして、23℃設定で加温し砂糖水給餌を続けて翌年1月末まで生きました。真冬でも育児をして児出しをし群は次第に衰退、消滅しました。23℃では高過ぎたことになります。冬に育児をさせないこと、低温死させないことが必要です。27℃は高過ぎます。適切な設定温度についてはデータを持っていません。春になったと勘違いさせない温度10℃~12℃くらいが適当? 冬に育児をさせると寒い中、花粉採集に出る無理が生じます。

二枚目の写真は蜂が密集して数が減ったように見えるのかもしれません。育児房が見えるようですが、女王の老齢化または不調により極少群になったのではないでしょうか。

みかんちゃん@清水 活動場所:静岡県
投稿日:2022 11/8

葉隠さん

さすがに色々されてご経験豊かでご教示助かります。

底板や巣箱周辺に死骸がたくさん落ちていたわけではないので、先週の冷え込みでは巣箱内で凍死はしていないと思います。なので、今、加温が必要か?というとまだ必要ないと考えているのですが。加温するのであれば、凍死しない温度が必要なのですね。参考になりました。

ちなみに27度(設定25度)は、ほうれん草の根出しで適当に設定した温度のままです…。

葉隠 活動場所:佐賀県
投稿日:2022 11/8

極小のこの群は給餌しなければ、餓死または低温死します。今の気温で給餌に食いつかせるためにはスノコ上に給餌皿、皿の下にカイロを敷いて保温する必要があります。

越冬させるには相当な手間がかかりそう 、、

みかんちゃん@清水 活動場所:静岡県
投稿日:2022 11/9

葉隠さん

こちらは日中の日差しは強く、朝夕、給餌箱を覗くとしっかり砂糖水の瓶によじのぼってウロウロしてます。今月中旬以降から用心ですね。

今日は1匹潰れた蜂児(ワーカー)が出されてました。女王いないかもと思ってましたが、モヒカンの冬毛ワーカーに世代交代して夏の老蜂が去って蜂数減ったのですね…。

これからミカンの収穫作業に追われますので、この群を越冬させるのは、うーん…今年は寒波のようですし。女王蜂いるのになぁ…。

みかんちゃん@清水 活動場所:静岡県
投稿日:2022 11/15

葉隠さん

ご推察の通りで、女王蜂が亡くなりました。残ったほんの数匹は近くの群に加えました。蓋掛け房のある巣板も巣枠式に入れましたが、多分温度が維持できていなくて蜂児はダメになっているように思います。

葉隠 活動場所:佐賀県
投稿日:2022 11/16

みかんちゃん@清水さん

女王の天寿だったのでしょうね。普通は女王が最後の一匹になるまで生き残ります。

みかんちゃん@清水 活動場所:静岡県
投稿日:2022 11/16

葉隠さん

健康な女王だと最後まで守られ続けるのですね…。今年は分割に始まり、蓋掛け王台、女王の失踪、偽王台、無王群、女王の死と養蜂2年生として学びがてんこ盛りでした。な割に、2年間の採蜜量は3リッターと少ないデスᵒ̴̶̷᷄൧̑ ᵒ̴̶̷᷅ ⁝

葉隠 活動場所:佐賀県
投稿日:2022 11/16

みかんちゃんは、私がニホンミツバチ養蜂を始めた二年目よりも随分先を進んでいらっしゃいます。がんばれ~!

Birdman 活動場所:広島県
2020年にたまたま分蜂群を捕獲し、それは友人に譲ったのですが、その感触から急にまた飼いたくなり、2021年からまた本格的に飼育を始めました。
投稿日:2022 11/9

みかんちゃん@清水さん  ご参考になるかどうかわかりませんが、昨年加温を行いましたので、貼り付けます。

https://38qa.net/blog/238667

そのうち、先達のはっちゃんさっちゃんさんからも回答があるかもしれません。

私の気づきとしましては、この巣箱の構造がよくわからないのですが、直接巣箱内に暖気を送り込むのは避けたほうがよいだろうと思います。私は巣箱の外に巣箱を囲うように箱を作り、巣箱全体を外から加温しました。ただし、囲ったのは巣箱の上部だけで、下1段と巣門部分は外気と接するままにしておきました。巣箱全体を温めた温度は25度でしたが、巣箱内部で計測した温度も数日後にはほぼ同じ温度になりました。残念なのは、加温を始めた頃はワーカーの減少原因がよくわからなかったのですが、この群れはどうも秋に女王が寿命で死んだようで、結局越冬する事はできませんでした。しかしハチさん達は最後まで元気でしたので、もしそれがなければ、無事に越冬できただろうと思います。また、当時はなかった「みつばち元気あめ」がありますので、給餌はそれが簡単ですしハチさんが溺れる心配やハチさんの体が冷える心配がありませんので、それを与えるのがよいように思います。

https://38qa.net/175096  ←下の方に元気あめについて書いています。

友人で、同じぐらいの大きさの群れをやはり今の時期に見付けて保護し、越冬は無理だろうと冬中放っておいて何もしなかったのですが、無事に越冬した事例があります。女王が元気であれば、越冬できる可能性はあるように思います。

みかんちゃん@清水 活動場所:静岡県
投稿日:2022 11/9

Birdmanさん

ご経験をありがとうございます。

モヒカン頭の冬毛の蜂が見られるようになったので、女王がいるのだろうと思ってましたが、蜂数増えずに、もしかして女王いない?と心配になってたところ今日、1匹のワーカー蜂児を子捨てしました。なので女王蜂はいそうです。

温風が蜂達に直接当たるのが気になるので、温風を麻布でカバーすることを考えました。巣箱の天井部3センチ下にヒーターを置き、麻布、7センチ高の給餌空間を挟んで、スノコ下に巣板(重箱1段15センチ高)、空の重箱1段15センチ高または巣門枠6センチ高で巣箱を構成しようかなと考えました。巣箱の空間に余裕を持って温度変化を緩くするのがいいかなと。

私としては、もう少し蜂数を増やして低温を乗り越えてほしいということから、今月いっぱい育児出来る環境をと思ったのですが、皆さんのご意見から寒い日に10℃ぐらいを維持できるのが良いのかなと。ですが10℃となると孵化装置に設定出来る温度なのか…爬虫類兼用だったか…。

元気飴は冬場に良いですね。まずは給餌と保温第一ですね!

みかんちゃん@清水 活動場所:静岡県
投稿日:2022 11/15

Birdmanさん

ありがとうございました。やはり女王蜂が亡くなりました。蜂数が急に減るというのは、そういうことなのですね。残った数匹の蜂は近くの群に加えました。

おがおが 活動場所:愛知県
2019の秋に待ち箱開始し、 2020年4月にミツバチ達がやってきてくれ養蜂生活がスタートしました。 2021年9月までは横浜から実家の愛知へ往復…もっと読む
投稿日:2022 11/8

適切なターゲット温度が何℃なのか分からないので目的達成をこの1ショットで成功させるのは難しいと思います。ヒーターでの加温はヒーターの能力(W数)が巣箱の保温能力(巣箱壁から熱が逃げる早さ)よりも大きければヒーターは設定温度を維持できます。

ただ、巣箱の中の温度は蜂の好きな温度に維持させやすくしてあげれば加温は必ずしも必要ではないと考えています。
つまり保温能力を上げてあげれば蜂自身が自分で好きな温度を維持しやすくなると思います。

保温能力は巣箱の外周・天井・底板に更に板を張って板厚を増したり麻袋でサンドイッチしたり覆ったりすれば効果はかなりあると思います。巣門の広さも最小限にすると尚効果的と思います。

ちなみに、今日夕方自分のか式巣箱の蓋の上に4つ折りにした麻布を置きました。
19時に置きましたが内部に設置している温度計を見る限りこれだけでもかなり効果が見えました。

写真を見たところ小さな群れなので段数減らしなど含め巣箱の保温工作もやりやすいのではないかと思います。


※冒頭の文章が小泉進次郎構文になってしまって何度か書き直してしまいすみません。

みかんちゃん@清水 活動場所:静岡県
投稿日:2022 11/8

おがおがさん

ありがとうございます。

四つ折りの麻布…となると、電源入れないままでもヒーターの厚みは意外と保温だったり…。

巣箱に夏場の直射除けに使った薄いベニヤ板をあててますが、それも保温になるのか気になってます。巣箱と板の間に1センチほどの空間ができてますが…巣箱に冬は直接日が当たった方が暖かいでしょうが、夜の冷え込みは板がある方が寒くないのかなとかどっちがいいのか悩みます。

おがおが 活動場所:愛知県
投稿日:2022 11/8

みかんちゃん@清水さん

ベニヤが薄くても巣箱に密着していて全体の厚さが増せば増すほど保温能力は上がりますよ。
ただ、巣箱とベニヤの間の空間が空気であれば温まった空気は風や対流で逃げてしまいます。そこでその空間は布などを詰めて温まった空気を逃げにくくしてあげれば良いと思います。

ちょうど寒くなると人間がダウンコートなどを着るのと一緒ですね。
人肌表面が同じ温度だとしてもその付近の空気が流れて逃げてしまえば温度維持に熱を要しますがコートを着ていれば熱が逃げにくくなるので温度維持が楽になります。

ちなみに、巣箱とベニヤ板の隙間は煙突効果(チムニー効果)と言って暖かい空気が煙突を登るように上昇気流が発生します。すると下から冷たい空気を吸い込むことになるので逆効果で冷却してしまいます。保温効果を持たせるなら必ず煙突状にならないように上部を塞いだり空気が動かないように布などで覆ってください。(つまり保温効果を求めるなら布詰め必須です)


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/163/16352824432373667177.png"]

この図のように冷気が下から供給されてしまうので保温するならこの上昇気流を防ぐ設計にする必要があります。

逆に、夏場は日よけの効果もありますがベニヤ板が熱せられれば下から新鮮な空気が供給されるので冷えるという仕掛けです。

みかんちゃん@清水 活動場所:静岡県
投稿日:2022 11/9

おがおがさん

図入りで説明いただき、とてもわかりやすかったです!ありがとうございます。

チムニー効果、これをしっかり頭に入れて対応すれば良いのですね。板の使い方も分かりました٩(๑^ᗜ^๑)۶。すごくスッキリしました〜。

おがおが 活動場所:愛知県
投稿日:2022 11/10

みかんちゃん@清水さん

保温の効果や巣箱周りの温度分布について書いた記事があるのでもしよろしければ参考にしていただければ幸いです。

◇冬場のえさ消費量について
 https://38qa.net/blog/134293

◇冬の巣箱周りの熱・流れ数値解析
 https://38qa.net/blog/147909

ちなみに、1つ目のリンク使った計算シートで試算してみましたが、板厚24mmの巣箱を200mmにすると放熱量は16%くらいになります。
イメージ的には毛布から冬用の布団にした感じでしょうか。秋に寒くなったとき布団を冬用に変えるだけで劇的に温度維持が楽になる事と似ていますね。使えそうな毛布・布団があれば可能な限り厚くぐるぐる巻きにしてみるのも良いですね。

みかんちゃん@清水 活動場所:静岡県
投稿日:2022 11/13

おがおがさん

とても精密な計算式ですね!物理はいつも何かしらの条件を忘れて正解に辿り着けない私です( ;˙³˙)~ᕷ。

この弱小群が入居してしまった巣箱は最初にヤフオクでお近くの方から購入した板厚が15ミリあるかどうかの箱でして…。静岡は温暖なので普通は大丈夫なのだそうですが…。

小屋からお茶袋に使っていた古い麻袋の巨大な切れ端を持ってきて、ぐるぐる巻いてみました。

いまだ日中が暑いために、飛び出して行っては、花蜜がなく帰って来れてないのかな?と思うこの頃です。日当たりの良い群ほど蜂数が減っていて…。

侠客岛のボーダー 活動場所:滋賀県
書籍しか無かった時代とネット情報・動画などが豊富な今、趣味のミツバチ飼育がとっても身近なのでしょうね、飼育放棄や無責任な気まぐれ飼育にならない様に、…もっと読む
投稿日:2022 11/8

What a kind person you are.

とは言うものの、巣箱に使った事無いので知らない。

長期間にわたるので、僅かな温度を補助する方が無用な活動を抑えると考えます。

私ならどうするか以前に、自然界でも小さな女王集団が、何処かで密かに越冬して、翌年春に立派な群れを作り出す可能性が有るかも知れないと、そうで有れば感動を覚えます。

人智(知恵ないけど)が知る温度は無責任です・・・がぁ、10℃設定で助ける、それ以上で動き出せばきっと消滅を早めるだけと。

みかんちゃん@清水 活動場所:静岡県
投稿日:2022 11/8

侠客島のボーダーさん

葉隠さんと同じ結論なのですね…。

そうなのか…冬場の育児は衰退を意味するのですね。自分達で温度が保てるぐらいに蜂数を増やす必要があると思ってましたが、もう既に時遅しなのですね。

20メートル離れた群は昨日の内見ではまだ卵ありましたが…。今年は特に蜜がないようなので、無理は禁物なのですね。何が良いかは蜂のみぞ知る。

疑問は解決しましたか?

困ったことがあれば、気軽に聞いてみましょう。似た質問がすでにあっても遠慮はいりません。状況は1人1人違います。また最新の情報が出てくるかもしれません。

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