投稿日:2017/11/29 15:13, 閲覧 1767
9月中旬までの暑い時期や稀に暑い日があると巣門前で多数のみつばち達が旋風して巣箱内部の温度を下げていましたが、10月中旬以降はそれも全く見えず、むしろ蜂塊で温度低下を防ぐことばかりでした。ところが、先々週あたりから深夜にもかかわらずブーンと羽音が次第に聞こえ始め、今週になってからは終日旋風と巣門を齧る蜂が見られるようになって帰巣蜂の妨げとなっています。このような状況から何のために旋風したり巣門を齧ったりしているのでしょうか、お教え願います。動画撮影時は11月29日 9:10頃、曇天、気温13℃でした。
巣箱は内寸240×240×150、板厚30㎜、5段の重箱で蜂塊が4段目にかかりつつあるところと2段目がようやく埋まったところと偏りがあります。10月になってからは結露も酷くて巣箱外部にも水分が染み出しています。
出入りするみつばち達を観察していると、11月上旬までは午前・午後を問わずに花粉団子の搬入が頻繁に観られていましたが、11月中旬以降は午前中は9割以上が花蜜を午後からは花粉を持ち帰ることが8~9割と逆転しています。
旋風蜂の目的
S1:巣箱内部の温度低下
S2:巣箱内部の湿度軽減
S3:貯蜜の糖度アップ
S4:その他
巣門を齧る蜂の目的
K1:巣門が狭くなったための巣門拡張
K2:何らかのストレス解消
K3:その他
巣門では外気の侵入を防ぎ、蜂球温保持と巣箱内部湿度を下げる行動ではないかと考えます。
「旋風行動」については、絶対的な答えは多分…まだ、誰も解明されていないと思います。
と、申しますのは、在る方の見解で、巣箱内部の温度を下げるには、能力的に不足しているので、あくまで…「暑いぞ」と、群れに知らせている行動ではないかとの見解をされています。
また、見ていると、分蜂群れの入居時に、巣門前で「旋風行動」で、巣箱内部へ誘引する行動も取ります。
そうみると…フェロモンの分泌行動と考えても良いのかなぁ?と思います。
例えば、新外勤蜂に「ここが入口だそ〜」とか、「今日は暑いぞ〜」とか、フェロモンの種類が使い分けられているのかも知れないですね!?
本当に微力ながら、サーキュレーターの役目を果たしているのか?でしたら、巣箱内部でも「旋風行動」をしていても良いとも思いますが……。
「齧り行動」については、少しでも開口部を広げようとしているのかも知れないですね。
群れの数が増えると、「齧り行動」が見受けられますし。
暑い程、旋風蜂は多くなり。強群になれば、齧り行動する蜂が増える。
この2つは確かなのですが。
回答にはならず、混乱の元になったかもしれないですが、ご了承下さい。
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
2017/11/29 15:35
幕僚長
大阪府
ミツバチ保護をもっと多くの方にご理解頂けるように頑張ります。
2017/11/29 19:01
ハッチ@宮崎さん 早速お教えいただきありがとうございました。
①巣門前で陣取ることによって外気の侵入を防ぐことで蜂球の温度変化に影響しないための行動、②旋風によって巣箱内部湿度を下げるための行動
ということでしょうか。①と②は相反するような気もするのですがいかがでしょうか。
2017/11/29 22:38
外の影響を受けないために・・・人間が部屋を除湿する時に窓を閉めておいた方が効率よいのと同じ様に思います。
2017/11/29 22:55
ハッチ@宮崎さん 度々のご回答ありがとうございました。
国語力というか読解力が不足していて申し訳ありませんでした。「巣門では外気の侵入を防ぎ」は「蜂球温保持」および「巣箱内部湿度を下げる」の両方にかかっていたのですね。
2017/11/29 23:14
こちらこそ見返しせず考えたまま書き込むものですから・・・f(^_^)
2017/11/29 23:34
今後ともよろしくお願いします。
2017/12/10 16:47
幕僚長さん 早速お教えいただきありがとうございました。
仰るように、内検時には巣箱内部での旋風行動は観られず、確認できたのは巣門近辺だけでした。確かに数匹の旋風行動だけで巣門から送り込む微風では巣箱全体への還流は殆んど期待できないように思いますので不可解です。フェロモン説は有り得そうです。一方、効果のほどはともかく暑いとか湿度が高いので何とかしなければとその状況を群に伝えているだけかも知れませんね。
齧り行動については、巣門開口部を少しでも拡張したい為の行動は観ていても何となく理解できそうです。春先に女王蜂が逃げないようにと巣門高さを6㎜から3.8㎜へと変えた時に同様の行動があったので元の高さに戻すと齧り行動は無くなったことを思い出しました。
真偽のほどは計りかねますが、蜂語が理解できなければ真相解明は難しそうですね。
2017/11/29 22:53
ハッチさまの仰る通り、西洋巣箱の飼育では、移動時に熱死しないように設けてある金網通風口は、ミツバチにより蝋付けされ、外気の流入を閉ざします。
採蜜時に、上部でハグれたミツバチを旋風行動にて呼びますし、フェロモン放出行動も、旋風行動の1つと思います。
旋風行動時に、フェロモン採取や巣箱内部の風の流動等の検証をしない限り、仮説に過ぎません。ですので、ざっくり…巣門前で旋風してれば、暑いんだなぁ位の見方しか無いのかと思います。
継ぎ箱をすれば、旋風蜂が居なくなるのは事実なので、旋風の中身は別として、旋風行動は何らかのサインと考えて良いと思います。
2017/11/30 08:46
幕僚長さん おはようございます。
添付画像の通り、全5段の内下部2段は空の状態なので「暑過ぎる」よりは「除湿のため」の旋風行動のような気もしてきました。
2017/11/30 10:15
ACJ38
徳島県
退職を機に2017.4.16から始めました。県北部の田舎の住宅地、自宅菜園に巣箱を設置しています。日々Q&Aの皆様方やニホンミツバチ達から教わってばかりです。何...
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