私は昨年の春に巣箱ごと群れを譲り受けて、やっと今に至るまで維持してきた実質1年生です。
最近の起きた衝撃的な出来事について、その前後の状況と共に以下に記します。※そして最後に質問を記しています。
【11月19日】 当方の巣箱前でのミツバチ同士の取っ組み合いについてQ&Aに投稿。盗蜜との回答を得て、対策を施す。おかげで無事鎮まる。でも、一日で巣箱の前に十数匹の死骸が転がっている時があった。その頃の群れの様子。
【12月17日】 寒波が来るというので、その前に巣箱に防寒対策を施す。※巣箱にプチプチシートをゆるく巻く。しかし、防寒は毛布とか段ボールなど湿気のこもらないものでするべきだし、そもそも暖地の九州は要らないと、今回起きた驚愕の事件後、近くの詳しい方に言われた。
【12月の全体的な状況】12月になり、雄蜂を見かけるようになる。出入りしているのを見るのは一度に1匹のみ。数は多くなさそう。ここのQ&Aで検索して、いつでも少しはいることを知り安堵する。防寒対策を施したのちも、ミツバチに変わった様子は見られない。暖かい日は、花もあまりないのに、頻繁に巣箱を出入りし、どこからか花粉を運び込んでいる。
【12月22日】暖かい。久しぶりの内検でハチが減っていたため、詳しい方の勧めで、巣箱の底から初めて給餌をする。半日で飲み干す。二日間で計2回給餌する。溺死するハチなし。
【そして、いよいよ事件の当日、12月28日】 寒空の中たくさんのハチが巣箱の前に出ているのに出くわす。そういえば、この数日前からいわゆる雄蜂のふたが2,3個落ちているのをみかけていた。
動画の後半では、塊の中に女王バチを発見。まるで弔っているように見えました。もうショックでした。
追記:動画後半では女王は確実に死亡していますが、私が誤って圧死させてしまった可能性もあります。というのも、このとき巣門前の木材をゆっくり移動させた折、ミツバチがはさまれたときに出す苦しげな羽音を聞いたからです。それまで生きていた可能性もあります。また、他のハチには異常なし。
撮影は午後4時前。風が結構あって体感は寒い日でした(気象台によると約8度台、風速4mほど)。家族の話によると、ハチはもっと前から巣箱前に出ていたようです(それが何時ごろかは不明)。日没は午後5時過ぎ。
※最初に投稿した画像から変更しました。
最初の画像、再アップします。撮影ボックスを使ってLED光を当てており、撮影後明るさ等調整しています。https://www.instagram.com/obacasimiro/
その日、巣箱の中をのぞいてみました。
なお、巣箱の中に結露は見当たりませんでした。
【今年1月1日】 内検時の様子。ずいぶんハチの数が減ったように見える。最盛期は十字の巣落ち防止棒のところ(上から3段目)まで下がってきていた。そもそも巣脾があまり見えなかった。現在上から2段目まである。巣箱の内外にハチの死骸は見当たらない。
【1月6日】 午後から晴れたこの日、さかんに巣くずを外に捨てに行くハチを目撃。わずかであるが、足に花粉を付けたハチも戻ってくる。巣箱の外にハチの死骸を数個体見つける。
【質問】 我が家の唯一の群れに何が起きた可能があるのでしょうか。そもそも、冬真っ盛りに、なぜ女王バチが巣箱の外にいるんでしょうか(分蜂?)。 女王バチがいなくなったこの群れはやはり消滅する可能性が高いでしょうか(それとも新しい女王がいる?)。 暖かい日は巣箱の中で給餌した方がいいでしょうか(それとももうあきらめて、あまり乗る気ではないですが、少しでも採蜜したほうがいい?)
【追加情報】 なお、徘徊蜂?は今のところ見かけません。巣箱から飛び出して地面を歩いて離れて行くハチに出くわすことはたまにあります(寿命?これって徘徊蜂って言うのか?)巣箱の構造上、最上部に棚などないため、仕方なく巣箱の最下段の上の方に予防的なものを設置しています。
【最終的に】
徐々に減ってゆきながらも、冬を乗り越えました。ほとんどハチがいなくなった時点の4月4日、巣箱を解体しました。いたのは4匹のみ。
そして、なんと蜜が残っているとのこと。私は採蜜の経験がないので、師匠ともいうべき方にしてもらいました。
最終的に、瓶3本分のハチミツを回収できました。
私のほろ苦い初採蜜となりました。大切にいただきます。