ずっと不調のキウィ群は、正真正銘の瀕死でした。覚悟はしていましたが、残すべき巣板に迷う程、5時間の大手術になりました。
天板を開けた時は、スムシの繭は見えず、あら?と思いましたが、スノコを開けると、やはりスムシがそこかしこに蠢いています。微量ですが繭もありました。
1段めを切り出し、内心絶望感が。。。
https://youtube.com/shorts/qlygVTADgLc
スムシは巣板上部のそこかしこに蔓延し、巣板からはアンモニア臭がします。盗蜂に襲われ、蜜は殆ど在りません。蓋のかかった蜜房は全くありません。育児房も見当たりません。
スムシに触られて奇形になったらしい、腹の殆ど無い蜂娘も目撃しました。蜜を流しながら歩いていました。゚(゚இωஇ゚)゚。絶句して写真を撮るのを忘れました(-_-;)
それでも、巣板の下部では、蜂娘達の羽音が勢い良く聞こえています。
「今生きている蜂娘達だけでも助けなければ!(,,Ծ‸Ծ,,)」
昨日の仕事終わりから、色々考えて、巣板が落ちたり、切り取ったりしたら、それをどうやって生かすか!蟻に征服されたキウィ群です。底板に立て掛けたら、また蟻がやって来るかも知れません。吊るす工夫をしなくては。。。元の巣板のようにぶら下げられないか?!
①巣落ち防止棒を抜き、箱の上部両脇に平行に入れる。引っ掛かり棒にする。
②蜂娘達が生活していた巣板の部分を切り取って、餅網で支え、ぶら下げ用の棒で吊るし、巣落ち防止棒に引っかけて吊るす。(冒頭写真)餅網が無いと、クニャクニャに曲がって潰れてしまいます。
③間を開けながら、4枚の巣板を吊るす事が出来ました。群が生活に使っていた部分で、蜜も少しは溜まっていますが、蓋つきではありません(◞‸◟) お腹が空いていたでしょうね。手術をもっと早くやらなければいけなかったね。申し訳ないです。
蜂箱は、再度使う場合、全部バーナーで焼きました。スノコもバーナーで焼くので、直ぐには天板を閉められず、もたもたしてたら、何度か、大スズメが襲来しました。
いつも手伝ってくれる友人に使い方を教え、「殺虫剤じゃないからね。体にシュッと一吹きだよ。」と言ったけど、どうしても、殺虫剤でハエやゴキブリをやっつけるイメージが抜けないようで、ホバリングを追って夢中になってしまいました。そっちへやらないで~!と言う間も無く、風向きで、スノコの掛けてない巣板の方へ臭いが((+_+))
それを切っ掛けに、蜂娘達がワーーーンと舞い出しました。ヤバいっ、もう間に合いません!アッという間に防護ネットの外に蜂雲が出来てしまいましたヾ(≧▽≦)ノ 数少ない蜂娘の6割くらいが舞い上がり、複雑に絡み合ったキウィの高い枝に蜂球を作りましたが、とても、捕まえられる場所ではないのです๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐
はぁ~~。(ToT)/~~~。。仕方ない事ですが、もう4時間は苦戦してます。今までの努力は何だったんだ❣
昼食も摂らずに、ぶっ通しだったので、丁度良いブレイクタイム。用意してあったパンと水分補給をして待つ事にしました。彼女はショックで、パンも喉を通りません。私はガツガツ食べましたけどね(^▽^;)
逆に考えると、女王が健在である証。スズメバチが嫌だったのか、サラバの忌避臭が嫌だったのか、という事よりも、逃去寸前のタイミングに、私達が入っただけかも知れません。
無防備に巣が露わな時間が長いのも良くないのでしょうね。
急いで、天板だけは、蓋をして、蜂箱を暗くしておきました。
ランチをしている内に、恐らく偵察蜂だと思いますが、巣板の片付けが残っている蜂箱に居る残留組の周りがブンブンし始めました。これ以上、連れて行かれちゃあ大変と、巣門から巣に戻って貰うよう促しました。
それに釣られて、キウィモンスターの大木の方から、ブンブンブンブンミツバチが降りて来ます。
「戻ってキタ――(゚∀゚)――!!ーー」
奇跡です!ミラクルです!!アメージングです!!!
私達が作業してても、それに構わず、どんどん戻って、蜂箱の中に吸い込まれて行きました。
本当に良かったです~(^^♪
これ以上刺激をしないように、入った後の巣の写真は撮れてませんが、餅網の巣板4枚しか無いので、餅網をモノともせずに、巣板を使ってるんだと想像します。力が抜ける程、ホッとしました。
実際には、大成功とは言えません。だって、育児房は見つかりませんでしたし、貯蜜も、直ぐに無くなる程しかありません。これは緊急事態なので、普段給餌はしない派ですが、今回は、天板に8個と、底板にも8個置いてきました。私達だけがパンを食べる訳にはいきませんよね。どうか、元気を出して下さいね。
女王が再生したとしても、今から産んだ卵は、誰が育てるのか。今の蜂娘はやがて寿命を迎えてしまう。
消滅は必至なのかも知れませんね。それでも、スムシだらけで傷だらけになって消滅するのは可哀想過ぎる。せめて、気持ちの休まる空間が出来て、ホントに良かったです。
少しでも長く、生きて居て欲しい୧(˃◡˂)୨୧(˃◡˂)୨
今回の大手術は、私にとって、超高いハードルでした。友人にヘルプして貰わなければ、多分やり遂げられなかったかも。。これでまた、経験値が少しアップしました。
その後、母屋の雨戸閉めで、観察したら、普段のように数匹が時騒ぎをして居ました。
敢行した意義は、大きいと思いましたHappy ❥❥⸜(ू•◡•)໒꒱
【今朝の追加手当2つです!】
①ネコマルさんのアドバイスで、巣板がゆらゆらする事と、上部の桟に着いていない事は、今後の巣作りに良くないという事で、巣板が上桟にくっ付くように、引き上げました。
②餅網が金属だから、蜂が嫌うだろうという事でしたが、内検したら、餅網をモノともせずに、お世話をしているようなので、引き離すとまた逃去しちゃうといけないので、そのままにしました。
ひいき目に見ると、元気そうです୧(˃◡˂)୨୧(˃◡˂)୨
ただ、心配なのは、未だ、底板に、大小6匹のスムシが居ました。しぶとい(,,Ծ‸Ծ,,)
蜂娘が頑張ってるね~❤
なんか不思議な絵面です。。。(;^ω^)
【8日の追加手当です!】
殆ど蜂娘が寄り付かない2枚の巣板を、スムシ対策で取り除きました。 ただ、取ってみて、何故残したのかを思い出しました。
その2枚には、蜂蜜房が未だ随分残って居たのです。ですから、お食事用に残したのですが、早くも、スムシが闊歩していて、このままでは、スムシのお食事処になるところでした( ̄▽ ̄;)
残した2枚のサイボーグ巣板は、最初からずっと蜂娘ちゃん達が貼り付いて守っています。卵や幼虫が生きてるんじゃないかなあと期待してます♪
チョッとスムシの危険が回避されるかもしれませんが、依然として、底板には、スムシが湧いてきます。
うぅーん、困った。巣門台とその上の箱は、取り換えてないのです。
全取っ替えが必要かも。。。(>_<)